外国為替とFXとユーロ円債久美子(クミコ) 姓は未出。金野卵郎の妹で、卑怯な手段で勝ち上がりひいては兄のボクシング人生を終わらせようとする怪人ボクサーを憎悪していた。仮面ボクサーをも怪人ボクサーの1体として同一視していたが、兄の窮地を救われ誤解を解く。 私生活では拳三四郎が所属するボクシング部のマネージャーでもある。三四郎に思いを寄せられるも、三四郎の仮面ボクサーとしての顔を知らない久美子は彼をただの情けない男としか思わず、親しくしつつも距離をとって接していた。仮面ボクサーとゴッドボクサーの最後の戦いを前にその正体を知り、一人の男性として三四郎を愛するようになる。 ペースケ 三四郎が自宅で飼うペットのスズメ。作者が好んで描く、極端にデフォルメされ首にプラカードを下げた鳥のデザインを踏襲している。 ファイヤー次郎 丸海老宝石ジム所属のボクサー。世界征服ジム最初の試合、カマキリボクサーのデビュー戦で対戦相手となり敗北を喫する。 [編集] 世界征服ジム 怪人ボクサーを擁し、世界制覇を企む悪のボクシングジム。彼らの目的は広義の世界征服ではなく、ボクシング世界タイトルの(手段を問わない)奪取であった事が最終話に明らかになる。最終的に全ての怪人ボクサー変身セットを仮面ボクサーに奪われ、計画を断念し自主解散した。首領を含む4人の幹部は黒いローブとフードをまとい素顔を晒さない。各人のフードの額には「世」「界」「征」「服」の字が一字ずつ記されている。 首領 本名不明。フードを被った幹部のうち、フードに「世」と記された人物。最後まで世界征服ジムによる世界タイトル奪取に固執するも、仮面ボクサーによる怪人ボクサー全滅という現実に打ちのめされる。 怪奇クモボクサー 怪人ボクサーの1体。クモの顔を模したマスクと、拳の先から第二の腕のように長く伸びたグローブ、脇腹を覆う2対のグローブ(足と合わせてクモの歩脚の表現)が特徴。天井に張り付き、口から吐く糸で相手を拘束し、身動きできなくなった相手を打ちすえる「人間サンドバッグ」を得意技とする。しかしただ長いだけの腕形のグローブは扱いにくく、ボクシングの役に立ちにくい戦闘スタイルを本人は嫌っていた。 第1話に登場。時系列上最初の怪人ボクサー(回想シーンに登場するため、作中では4番目に登場する)。洗脳の解けた拳一郎を襲撃し人間サンドバッグで重傷を負わせるが、その場に居合わせた三四郎がとっさに編み出したボクサーパンチの前に敗北する。 怪人カマキリボクサー 怪人ボクサーの1体。カマキリの顔のマスクと羽を模したマント、巨大な鎌状のグローブが特徴。このグローブで相手の頭を刈り取るように叩きつけるパンチが得意技である。言葉の代わりに「シューッ」という奇声を発する。 第1話に登場。最初に公式戦に現れた怪人ボクサーで、数々のボクサーを葬っていったが、仮面ボクサーの捨て身のボクサーパンチに敗れる。 恐怖コブラボクサー 怪人ボクサーの1体。コブラの全身を模した巨大なマスクと、やはりコブラの頭部を模し牙のついた右手のグローブ、コブラの尾を模し鞭のように伸びる左手のグローブが特徴。マスクからのぞく人間の口にも牙状のマウスピースによって牙が生えそろっているように見える。左手の鞭で相手をからめ取り、右手の牙で攻撃する戦法を使う。言葉の代わりに「シャーッ」という奇声を発するが、日本語での会話も行なえる。 第1話に登場。金野卵郎との試合において、乱入した仮面ボクサーのボクサーパンチに敗れる。 ブロンドボクサー 怪人ボクサーの1体。長い金髪を備える美女のマスク、豊かな胸とスレンダーなボディが特徴。美しい仮面から「地上最強の美女」の異名を持つ。言葉の代わりに「ホホホホホ」という笑い声を発するが、これはマスクから発せられる録音音声である。 第2話に登場。ミニフライ級であるため、本来フェザー級の仮面ボクサーはリングで対戦するために激しい減量を行なわなければならなかった。さらにブロンドボクサーは減量を妨害するために自身が手料理を作るという作戦も実行し、三四郎も次第にブロンドボクサーに心惹かれていく。しかし決戦の試合のさ中、ボクサーパンチでマスクが剥がれ、その正体であるモヒカン刈りの貧相な「やせた兄ちゃん」の姿を晒してしまう。こうして恋心を砕かれた仮面ボクサーの怒りの猛攻を受け、ブロンドボクサーは凄絶な敗北を喫した。 食虫植物ボクサー 怪人ボクサーの1体。食虫植物サラセニアをモチーフにしたマスクが特徴。しなる植物のような変幻自在のフットワークを得意とする。その素顔は絶世の美男子で、妻帯者でありながら複数の女性を次々と甘い言葉で虜にするプレイボーイ。 第3話に登場(第1話にも1コマのみ登場)。鉄壁のディフェンスで仮面ボクサーを翻弄し、一度は勝利する。素顔を公表し一躍女性に大人気となるも、仮面ボクサーとの再戦で唯一の弱点であるグラブを狙われ、隠していた結婚指輪を観客に晒してしまう。浮き名を流した報いで、妻に子持ちである事実も暴露されショック状態に陥ったところをボクサーパンチでノックアウトされた。 ゴッドボクサー / マーク・パイソン 怪人ボクサーの1体。ヘッドギアをモチーフにし、翼があしらわれた光り輝くマスクが特徴。その正体はファイトマネーをマネージャーや妻に搾取される生活に嫌気がさしたヘビー級王者マーク・パイソンであり、地上最強とも言われるパンチ力を誇る。 第4話・第5話に登場。フェザー級の仮面ボクサーとの格の違いを見せつけ2度にわたり完勝。世界のボクシング界を荒らし回るも、特訓の末ヘビー級として蘇った仮面ボクサーと再戦。決死の必殺技30年パンチの前に敗れる。 外国為替 江戸井・U作 通称エディ。世界征服ジム科学技術班長であり、渾身の自信作ゴッドボクサーのマスクを作り出すが、マーク・パイソンが身に付けているマスクが(パイソンの頭のサイズの問題による)単なる模造品であると知り、自信作を否定されたショックから世界征服ジムを裏切る。仮面ボクサーのリベンジマッチに尽力し、マスクを改造。30年パンチを放つ能力を与える。 [編集] 登場人物のモチーフ (以下、仮面ライダーシリーズに関する記述はSTUDIO HARD編『仮面ライダー画報-仮面の戦士三十年の歩み』[3]を参考とする。) 仮面ボクサー / 拳三四郎(コブシ -) 直接的なモデルは仮面ライダーであるが、マスクやマントの意匠は変身ヒーローの最大公約数的な作者オリジナルのデザインである。 金野卵郎 髪形のモチーフは『あしたのジョー』の主人公矢吹ジョーか。 世界征服ジム首領 FX ローブとフードをまとったデザインは『仮面ライダーアマゾン』の「真のゼロ大帝」に近いが、より漫画的に笑った口がフードにあしらわれている。 怪奇クモボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「蜘蛛男」、『仮面ライダーV3』の「ドクバリグモ」など。特にマスクの意匠や長いリーチ、脇腹の2対の簡略化された脚など、クモをモチーフにした怪人の中でも『仮面ライダーBLACK』の「クモ怪人」に最も良く似る。名前は『仮面ライダー』第1話のサブタイトル「怪奇蜘蛛男」に由来する。 怪人カマキリボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「かまきり男」、『仮面ライダーアマゾン』の「カマキリ獣人」など。マスクの意匠や両手の先がカマと化しているデザインはカマキリをモチーフとした怪人の中でも『仮面ライダーBLACK』の「カマキリ怪人」に特に似るが、カマキリ怪人登場話の放映(第25話、1998年3月27日)が掲載号発行の約一ヶ月前という時期にあたるため影響の有無を計るのは難しい。名前は『仮面ライダー』第5話のサブタイトル「怪人かまきり男」に由来する。 恐怖コブラボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「コブラ男」、『仮面ライダー (スカイライダー)』の「コブランジン」など。頭部からヘビの全身が伸び、両手がそれぞれヘビの頭部と尾を模しているというデザインは、ヘビをモチーフにした怪人の中でも『仮面ライダースーパー1』の「ヘビンダー」の特徴と一致する。名前は『仮面ライダー』第9話のサブタイトル「恐怖コブラ男」に由来する。 ブロンドボクサー 日経225 真ん中分けのヘアスタイルや胸を強調したコスチュームは仮面ライダーシリーズでは『仮面ライダースーパー1』の「魔女参謀」を思わせるが、魔女参謀は黒髪であり全体の妖艶な雰囲気も可憐なブロンドボクサーのイメージと大きく異なる。むしろ『バトルフィーバーJ』の「ミスアメリカ」などの仮面の女性戦士にそのルーツをうかがう事ができよう。「地上最強の美女」の異名は『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』のタイトルにも使われるが、変身ヒーロー作品と異なる同作との関連は定かではない。 食虫植物ボクサー モチーフは『仮面ライダー』の「サラセニアン」。マスクのデザインもサラセニアンに非常に良く似る。 CFD ゴッドボクサー / マーク・パイソン マーク・パイソンのモデルは執筆当時絶頂期のヘビー級統一チャンピオンマイク・タイソンで、ファイトマネーの搾取のエピソードも当時の噂に基づくもの。ゴッドボクサーのモチーフは他の怪人ボクサーほど明確ではないが、『仮面ライダーX』の敵組織の名前は「GOD(ゴッド)」であり、GODの幹部「アポロガイスト」のマスクのデザインは翼に似た意匠や突き出た顎部など、ゴッドボクサーのマスクと共通項も多い。 江戸井・U作 モデルは松田優作演じる『太陽にほえろ!』のジーパン刑事で、劇中世界征服ジムからの脱走のシーンではBGMとして「青春のテーマ(ジーパン刑事のテーマ)」が指定されている。 くりっく365 [編集] 仮面ボクサーの能力 [編集] 変身セットの能力 変身セットはマスクとグローブ、マウスピースから成る。マスクはバイクの乗車用ヘルメットとして警察庁の許可が下りており、レバーやスロットル操作を行なえるグローブと合わせて、装着したままでのバイク運転が可能。このように仮面ボクサーの変身セットに込められた能力は、その大半がボクシングに無関係なものであった。 ボクサー・レーダー マスクの額にあるランプ。敵の位置を感知する。また、ピンチになると変色してそれを知らせる。 ボクサー・イヤー マスクの耳の部分に装備されたマイク。100メートル四方の音を聴き取る能力を持つ。 ボクサー・アイ マスクの目の部分に装備されたアイマスク。装着者の強い決意に反応して光る。X線による透視能力も持つ。 エネルギー・マウスピース マウスピース。詳細不明。後にエディの改造により、噛みしめることで30年パンチのカウントを行なえるようになる。 ボクサー・グローブ グローブ。内側が粘着性になっており、物を貼り付けることができる。バイクの運転も可能。 [編集] 必殺技 ボクサーパンチ グローブの粘着性の特性を利用して、右手のグローブの甲に左手のグローブの掌を貼り付け、右ストレートと同時に左手をパンチの方向と垂直に引き抜き、右手のグローブをコマの要領で急回転させコークスクリュー・パンチの破壊力を得る技。 30年パンチ エディがマスクを改造し付与したという能力。マスクの内側に寿命の残り年数がカウント表示されており、この年数と引き換えにそれだけの破壊力を持つパンチが打てるという必殺技である。エネルギー・マウスピースのひと噛みで1年分(1年パンチ)となり、ゴッドボクサーを倒すためには30年分のパンチが必要とされたことから「30年パンチ」と名付けられた。 -------------------------------------------------------------------------------- 以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。 -------------------------------------------------------------------------------- [編集] 参考文献 ^ ササキバラ・ゴウ 「描けない時は海だ!(仮面ボクサー完結編・製作秘話)」 ^ 島本和彦 『あしたのジョーの方程式』 ササキバラ・ゴウ編、太田出版、2006年、57-60頁 ^ STUDIO HARD編 『仮面ライダー画報-仮面の戦士三十年の歩み』 竹書房、2001年 "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%BC" より作成 カテゴリ: 島本和彦 | 漫画作品 か | 書き下ろし漫画作品 | ボクシング漫画 |